格安SIM老舗のIIJmioとOCNモバイルONE。実際似ている部分もあって、二社の違いが分からないという方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなIIJmioとOCNモバイルの違いを徹底分析しています。
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結論
- eSIM、5G回線を使いたい
- スマホを新たに購入したい
⇨ IIJmio - 音楽アプリをたくさん使う
⇨ OCNモバイルONE
結論、音楽アプリを多用される方を除けば、理由がない限りIIJmioがおすすめ。
どちらも似たスペックの格安SIMですが、IIJmioの方が細かな機能が豊富だったり、セールが使いやすかったりするのでおすすめです。
基本スペックの違い
通信事業者 | IIJmio | OCNモバイル |
参考料金 | 858円(音声2GB) | 990円(音声3GB) |
通話料 | 10円/30秒 | 10円/30秒 |
かけ放題プラン | 10分かけ放題830円/月 | 850円/10分かけ放題 1300円/完全かけ放題 |
利用回線 | docomo,au | docomo |
ネットワーク | ○ | × |
平均速度(下り) | 4.0Mbps | 6.0Mbps |
テザリング | ○ | ○ |
バースト機能 | ○ | ○ |
高速通信切り替え | あり | あり |
店舗お申し込み | 可能 | 可能 |
主要キャンペーン | スマホ大特価キャンペーン | スマートフォン特価SALE |
通信速度の参照元 : 格安SIMの通信速度計測
IIJmioの特徴
- 速度、料金はOCNモバイルと大差無し
- 5G、eSIMなど次世代通信規格にも対応
- スマホの本体価格が非常に安い
IIJmioの特徴はその月額料金およびスマホ本体の安さですが、OCNモバイルONEも安いため、特徴とは言えません。
強いて違いを上げるとすれば、eSIMや5G対応など今後使われる通信規格に広く対応している点です。
OCNモバイルONEの特徴
- 通信速度、通話料金はIIJmioと大差無し
- 音楽聴き放題オプションあり
- 時期によってはスマホ本体が安い
OCNモバイルの特徴は、珍しい音楽聴き放題オプション(無料)を提供している点です。
というのもOCNモバイルもIIJmioのどちらも「月額料金が安い格安SIM」のため、基本的に特徴が共通している格安SIMです。
そのため、選ぶ際はキャンペーンや細かなオプションの違い等で吟味する必要があります。
IIJmioとOCNモバイルONEの料金を比較
音声プラン
音声 | IIJmio | OCNモバイル |
500MB | ¥550 | |
1GB | ¥770 | |
2GB | ¥858 | |
3GB | ¥990 | |
4GB | ¥1,078 | |
6GB | ¥1,320 | |
8GB | ¥1,518 | |
10GB | ¥1,760 | |
15GB | ¥1,848 | |
20GB | ¥2,068 |
結論として両者とも安く、どちらが安いとは言えない価格設定です。
ただ、OCNモバイルONEは500MBといった低容量回線も提供しているので、データはほとんど使わない!という方はOCNモバイルがおすすめ。
通話料、かけ放題料金
IIJmio | 月額料金 | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1400円 | 無制限で国内通話無料 |
OCNモバイルONE | 月額料金 | 内容 |
10分かけ放題 | 935円 | 10分以内の国内通話無料 |
トップ3かけ放題 | 935円 | 当月の上位3番号の通話料が無料 |
完全かけ放題 | 1430円 | 国内通話料が無料 |
OCNモバイルONEのトップ3かけ放題は、当月の通話において最も通話料の高かった3つの電話番号への通話料が無料になるかけ放題プラン。
家族間での長電話が多いものの、その他ではあまり電話を利用しない!といった方向けのプラン。ただ+500円で国内通話し放題になるので、心配な方は完全かけ放題にするのもいいでしょう。
データプラン
データ | IIJmio(eSIM) | IIJmio(通常SIM) | OCNモバイル |
500MB | |||
1GB | |||
2GB | ¥440 | ¥748 | |
3GB | ¥858 | ||
4GB | ¥660 | ¥968 | |
6GB | ¥1,188 | ||
8GB | ¥1,100 | ¥1,408 | |
10GB | ¥1,628 | ||
15GB | ¥1,430 | ¥1,738 | |
20GB | ¥1,650 | ¥1,958 |
データプランにおいては、ややIIJmioのeSIMプランの方が安いといえるでしょう。
ただ通常SIMの場合は大差がないので、eSIM対応のスマホを利用されている方はIIJmioがおすすめ。
eSIM未対応のスマホを利用されている方は料金基準ではあまり違いがありません。
その他オプション
IIJmio | OCNモバイルONE | |
カウントフリー | 無し | MUSICカウントフリー |
端末保証サービス | 380円〜500円 (年2回まで、定額で交換) | 473円(年2回まで、上限価格までで修理or交換) |
データ容量追加 | 220円 / 1GB | 550円 / 1GB |
MUSICカウントフリーを除くと、端末保証やデータ容量追加は似たような価格設定でサービス提供されています。
MUSICカウントフリーとは
こちらのMUSICカウントフリープランですが、なんと追加料金不要で以下のアプリでの音楽視聴が可能。
極論550円で音楽聴き放題の音声回線が契約できてしまうので、音楽をよく聴かれる方はOCNモバイルONEもおすすめです。
スマホ本体価格
結論、IIJmioもOCNモバイルONEもセール時には、非常に安くスマホ本体を購入できます。
ただ両社のセール開催期間に少しクセがあり
- IIJmio ⇨ 半恒常的に安い(=セール期間が長い)
- OCNモバイルONE ⇨ 突発的に安い(=突然セール開始される)
といった違いがあります。特にOCNモバイルONEはシーズンごとの商品の入れ替え時にセールが開催されやすいです。
記事執筆時点でもIIJmioがスマホ大特価セールを開催中でしたが、OCNモバイルONEは通常販売でした。
最新の格安SIMのスマホセール情報は@sim_honpoにて更新中です。
初期費用・最低利用期間・解約違約金・MNP転出手数料
IIJmio | OCNモバイルONE | |
契約事務手数料 | 3000円 | 3300円 |
最低利用期間 | 利用開始日の翌月末日 | 無し |
解約違約金 | 1000円/12ヶ月以内 0円/13ヶ月目以降(2019年10月以降に契約の場合) | 無料 |
MNP転出手数料 | 無料 | 無料 |
IIJmioとOCNモバイルONEの通信速度を比較
機能豊富だが最高速度が低めのIIJmio
IIJmio(ドコモ回線)とOCNモバイルONEはどちらも、回線速度はあまり速くない部類になります。
AU回線のIIJmioについては、格安SIMの中では比較的速度が出ていることが多いので、通信速度にこだわりたい方はAU回線プランを検討されてみてもいいでしょう。
最高速度が低めのOCNモバイルONE
OCNモバイルONEはIIJmio同様、格安SIMの中でも通信速度は早い部類に入るとは言えません。
そのため外出中に高画質のライブ配信を見たい!といった回線速度の早いSIMをお探しの方は、LINEMOやAhamoなど、キャリア回線を利用している格安SIMがおすすめ。
まとめ
IIJmioとOCNモバイルONEは類似している特徴の格安SIMですが、総合評価はIIJmioを5点、OCNモバイルONEを3点としました。
- 目玉の端末キャンペーンがOCNモバイルでは開催されていなかったこと
- OCNモバイルは通信速度の遅めのDOCOMO回線しか提供がないこと
などより、特段理由がない限り、IIJmioの方が使いやすい格安SIMと言えるでしょう。
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