4大キャリアとしてスタートした楽天モバイル。
まだ他の大手3社と比べサービス開始から短いキャリアですが
- 楽天モバイルってなんで安いの?
- 楽天モバイルって安いけど、実際どうなの?問題なく使えるの?
そういった疑問を持っている方も少なくないはずです。
本記事では、そういった疑問に対してお答えできるように、楽天モバイルが価格を抑えられているメカニズムを解説します。
楽天モバイルの料金が安い理由
他の三手キャリアと比べても料金的に安い楽天モバイル。
ですが、それは決して安かろう悪かろうというものではなく、安さには理由があります。
2019年の楽天モバイルの発表会では、代表の三木谷氏も「他社が真似できない携帯料金に」と豪語したこともありました。
理由①携帯業界でトップを目指しているため
楽天では、現在MNO事業に力を入れています。
過去には1年無料や3ヶ月無料キャンペーンなども行っていますし、携帯料金の常識を破っていきたいという相当な覚悟が感じられます。
その中でも価格の安さにつながるのが、「完全仮想化クラウドネイティヴモバイルネットワーク」でしょう。
完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク
楽天モバイルでは、世界初のモバイルネットワークを使用しており、低コストで通信サービスを提供することが可能になりました。
従来のモバイルネットワークだと、通信規格が変更されるたびに新しい設備を導入する必要がありました。
完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークの場合、設備はそのままで、ソフトウェアを更新することによって新たな通信規格を提供することができます。
つまり、設備面でのコストを抑えることによって料金プランも安くできているのです。
楽天モバイルは後発スタートのキャリアになるため、現状設備面がまだ整っていないというのが不安面ではあります。
しかし、楽天は別事業も行っており、東証一部上場もしていて、全体の売上として1兆を超える大企業です。
また、ここ数年ではMNO事業にも力を入れています。
まだ設備面で不安という方も、今後大きな資金力で設備面にも投資できる点からもそこまで心配は不要です。
筆者も都心から離れた横浜近郊に住んでいますが、新興キャリアだからといって、特段これは困った!という経験はこれまであまり無く、それよりも楽天モバイルの独自プランの恩恵の方が多いです。
4大キャリアとして新たなスタートを切るため
楽天モバイルは、4大キャリアとして後発でのスタートとなります。
そのため、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と顧客数で競うためには、後発組である楽天は料金の安さで勝負する必要がありました。
そういった背景もあり、格安SIMのみでなく、3大キャリアからの流入ルートも確保するため、価格での差別化を行っているようです。
オンライン中心で実店舗が少ない
ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップなど、大手キャリアの店舗は全国にたくさんあります。
しかし、楽天モバイルは店舗数が圧倒的に少ないです。
店舗が少ないということは、その分人件費や賃料などの固定費を抑えることができるため、回線料金を安くできるということがいえるでしょう。
4大キャリア料金比較
キャリア | プラン | 料金 |
---|---|---|
ドコモ | 5G ギガホプレミア | 7,315円 |
au | 使い放題MAX 5G | 7,238円 |
ソフトバンク | メリハリ無制限 | 7,238円 |
楽天モバイル | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ | 3,278円 |
料金の比較については「【世帯別】楽天モバイルの料金をシミュレーション」をご参考ください。
楽天モバイルを使うメリット
2年縛り・解約金なし
楽天モバイルは契約期間に縛りがなく、解約の違約金も発生しません。
ですので、楽天モバイルをお試しで使ってみたい、なども可能です。
他社の解約金もそこまで高くありませんが、楽天モバイルに関しては解約金完全無料なので、いつでも解約ができるのは安心ですね。
Rakuten Linkアプリ利用で無料通話
他のキャリアだと、通話かけ放題オプションに加入することで通話し放題になることがほとんどです。
しかし、楽天モバイルの通話アプリ「Rakuten Link」を利用すれば、通話も無料ですることができます。
月々3,278円で無制限の高速データ通信
たとえばauの使い放題MAXを利用した場合、3GB以上の利用で7,238円の金額となります。
キャリア | プラン | 料金 |
---|---|---|
ドコモ | 5G ギガホプレミア | 7,315円 |
au | 使い放題MAX 5G | 7,238円 |
ソフトバンク | メリハリ無制限 | 7,238円 |
楽天モバイル | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ | 3,278円 |
しかし、楽天モバイルであれば月々3,278円で、データ容量無制限で高速通信を利用できます。
筆者はリモートサラリーマンですが、2年ほど楽天モバイルのデータ無制限を家の固定回線代わりにも利用していました。
スマホ代だけで無く、固定回線分まで丸々節約できたのは非常にありがたかったです。
デメリット
まだエリアが狭い
楽天モバイルのデメリットとして、データ通信し放題となる楽天回線のエリアが狭いことが第一に挙げられます。
エリア外のパートナー回線エリアでは、高速データ通信は月間5GBまでのみ利用できます。5GBを超えてエリア外で高速通信をする場合は、オプションで別途料金の支払いが必要です。
ただこのエリアも、現在急速に拡大中です。年度別の拡大予定エリアも上記のマップから確認可能なので、気になる方は事前の確認をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
楽天モバイルは設備面や人員コストの削減により、プラン料金を安く提供できています。
また楽天モバイル発表時に、「他社には真似できない携帯料金に」と掲げたことで、今の安さが提供できているということが分かりました。
エリアもどんどん拡大中ですので、これを機に楽天モバイルの契約を検討してみてください。
本記事が参考になれば幸いです。
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